vol.24 「永遠」という名の鉱石

永遠

Forever


いい言葉かつ好きな言葉です。

ロマンティック性が極限まで高い。

ちょっと怖いのがポイントかと。


永遠に愛を誓うとか

そんな個人の私利私欲のために「永遠」を使いたくない。


もっと

広大すぎる

悠久すぎる

それこそ惑星単位の

銀河単位の事象に想いを馳せる時に

感じ入りたいもの。


ある超越した存在が現れて

永遠が欲しいかねと

尋ねてきたら


そんな貰えるものなのですか

物質的なものなのですか、と

聞く。


存在は「ああそうさ。これがそうさ」と

手のひらの石を出しだす。


何の変哲もないただの石。

そこらにありそうな。

チンケな。


「これが永遠なのですか」と。


「そうじゃよ」と。

「人間の想像を超えるものなのじゃよ」と。


そうしたら正直いらないそんな石笑


「あ、いいっス笑」ってなもん。

ロマンティックもヘチマもない


「は?だる」とすら言ってしまいそう。

「じじい、ナメてんのか?」と思いながら。

「たいがいにせえや」と思いながら。

「そもそもテメーだれだよ?」と。


結局、永遠だなんだと

聞こえの良いこと言ってても

それがロマンティックじゃなければ

「全然ロマンティックじゃないから」って理由で

そっぽ向く。


そういう姿勢。

そういう姿勢がなけりゃあ

そんなのフェイクに過ぎない。


異論は御座いませんね。


~fin~

MINTS

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